季節の花を着る 


 私が 通っている歯医者さんは 生花を活けて

いつも 私たち患者さんたちを 癒してくれています。


 先日伺った時は アネモネとチューリップが 活けられていました。


チューリップは お馴染み春の花。

アネモネは 

春先に咲く 花で

ギリシャ語で 『風』を意味するそうです。


歯医者さんの 診療台の上で 

〜野原一面に咲く アネモネに 春のうららかな風が吹く風景〜 を

想像していました。

これから 始まる 治療から しばしの逃避、 和みの時間でした。

 

 着物の柄は 『先取り』といって 季節より少し前から装い始め、盛りの時にはもうしまいにします。

 花柄は特にそうです。 

花見の席に 桜の柄は 野暮天と申します。 

『目の前にある桜を 愛でましょう』ということですね。


 人は お花をみて 季節を感じ 和みますね。

 先取りの花の柄を着るというのは そのお花・季節を待ち望む人々に 『もう直ぐですよ』とお知らせするようなもの。 

 そして それを想像して楽しんでもらう。 そんな粋な表現 なんですね。


 日々の忙しい生活の中で 改めて意識しなければ、季節はあっという間に過ぎていきます。


 着物や帯の柄で 通りがかる人へ 

季節の便り』 ちょっと  じゃありませんか!


 そんなことができる 着物美人になりたいです。


愛され着物いずみ 出張着付け 着付け教室 川崎市 溝の口 鷺沼

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