黒はありのままを映し出す
このところ、可愛らしい七五三のお支度とお教室で忙しくしております。
さて、7月から始まりましたプロコースは
回も進み中盤に差し掛かりました。
只今取り組んでおりますのは留袖です。
留袖は紋を付けて着る着物。特に黒留袖は染め抜き日向五つ紋をつけて、ミセスの第一礼装になります。
現代着付け中では 一番技術を求められる着付けになります。
その訳は…
まず紋です。正しい位置に紋が位置するように着付けなければならず、気が抜けません。
次にその色です。
黒は誤魔化しが効かない色です。体のラインが最もハッキリする色だからです。
着姿にはみえない部分がフレームとして浮き上がってきたり、帯のラインや小物までもハッキリ映し出します。
着付けの善し悪しが際立つ色なのです。
さらに、着物を着る際は写真を撮る機会も多いもの。ましてや、留袖はスナップ写真ほか記念の写真や集合写真も多いのです。黒留袖がズラリと並ぶということもあります。
つい見比べてしまいますね。
余談ですが、黒は肌色に馴染まず、コントラストをつけて 顔色もまたありのままを移します。
黒留袖を、着るときはナチュラルメイクではなく 目鼻口とポイントを作ることが大切です。(色数は重要ではありません。)
このように、紋の出方を気にした 丁寧な下地づくりと確実な着装によって、どこから見えても美しい着姿に仕上げなければなりません。
そのためにはかなりの技術を必要とするのです。
そのため、訪問着よりも高めの値段設定をするお店もあるほどです。(当方同じ値段です)
プロコースでは、回が進んだ中盤にカリキュラムを組んでいます。中だるみせず、着実に技術を習得して下さい。レッスン生達は着実に身につけてきています。
後、半分一緒に頑張りましょう。
プロを目指す方、美容師さんでスキルアップを目指す方など頑張っています。
ご参加ご希望の方はお気軽にご連絡下さい。
レッスン生の着付け、あともうひと息!!
0コメント