秋色

 秋には 花や葉が燃えるような色ではなく 

朽葉色、 枯れ色、 栗色など 秋を感じさせる色が恋しくなります。


紅樺色

樺色は カバノキ もしくは ガマの穂の色。 強い黄赤色。

紅樺色は 紅のかかった樺色。

 

写真の八掛の色の名前です。

お着物は黒茶褐色の大島紬です。

大島紬は 先染めの先練りの糸を使っています。

結城紬のように 真綿の使用した着物と違って

ふわっとした質感でなく、

シャリっと そして冷やっとする着物。 

どちらかというと単衣前の袷の春時期に着たい着物です。


ですが、こちらの着物は八掛が紅樺色で、秋に着たいなと思う着物です。

このところは十月に入っても25度を越すような暑い日がありますので、

この大島紬は とても重宝しています。




 色は 似合うかどうか ということもありますが、

『季節の色』というものがあります。


   四季折々の自然の色。


    日本人はそれを親しみ、楽しんできました。

    例えば、平安時代の『襲の色目』(かさねのいろめ)。


   先日の『即位礼正殿の儀』で 皇后雅子さまがお召しだった 『五衣唐衣裳(いつつきぬ・からきぬも)、いわゆる十二単』。

   その色合わせが『襲の色目』です。 季節の自然の色を その襲の色に取り入れてきました。


  十二単はなかなか着る機会はありませんが、色は楽しむことはできます。


    お着物はパーソナルカラーで。

季節の色ならなお良いですね。

   

    そして、小物の色、例えば  半襟の色や 帯揚げ、帯締め などの小物や 八掛などで その季節感を表現するのも よいですね。


   皆様も どうぞ 四季折々の色を取り入れて お着物を楽しんでくださいませ。


お着物全体のコーディネートは こんな感じです。

帯揚げは臙脂色にしてみました。



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