チャレンジ【草木染め】ヨモギとカラスノエンドウその2帯揚げ
先日のストールに引き続き、 帯揚げを染めました。
左がヨモギ、 右がカラスノエンドウです。
上が銅媒染で下がアルミ媒染です。
先日のストールはとても薄〜い生地かつ光沢がある糸でいたので、軽く艶やかでした。
今回の生地は イタリー撚糸(乾式)*1 でしっかりとした重みのある生地、 変わり縮緬です。 発色もずっしりとした印象。よく染まっています。
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*1 イタリー撚糸(乾式)
壁糸とは太い糸の周りに細い糸を巻き付けたもの。
変わり縮緬の一部に壁糸(かべいと)を使用しています。 紋織の凸凹が大きいのが特徴。(写真をご参照ください。)
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鉄媒染剤も手に入れたので、次回はそちらも試したいと思います。
さらに染料の材料は 冷凍していますので、 生葉との色の違いも楽しみです。
柳緑〜萌葱色
黄色味の小物が少なかったので、 このような色が増えて嬉しいです!
ヨモギの帯揚げは 素敵な方へプレゼントしました。
先日散歩で見つけた初夏の兆し。
「紫陽花や 帷子時(かたびらとき)の 薄浅黄(うすあさぎ)」
江戸時代の俳人、松尾芭蕉の句。
帷子(かたびら)とは夏用の麻の単衣の着物のこと。
薄浅黄(薄浅葱) =淡い藍色
江戸時代の殿中の女性の 帷子・かたびら といえば 藍色。 さらに刺繍が施してあるものは『茶屋辻』と呼ばれていました。
(*きもの 文化検定1、2級 知識)
梅雨の時期から初夏の訪れを 紫陽花とかたびらの色を通じて表しているの句です。
もうすぐそんな季節です。
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