祝い着を3歳児に着せる 〜着付けの現場から〜
もうすぐ、七五三。
11月のお参りを前に 準備を始めた方も多いと思います。
三歳児のお参りに お宮参りの『祝い着』を着せる方も多いと思います。
思い出のあるお祝い着を 3歳で着せてあげるのは 本当に嬉しいものです。
そこで、 着付けの現場から お子様に負担なく 当日楽しく楽に過ごせるように
下準備をお知らせします。
①シミなどの汚れ。>>> 大きな汚れは お手入れに出しましょう。1ヶ月くらいかかりますので、お早めに!!
②肩揚げと腰揚げ お子様のサイズに 合わせて 必ず肩揚げと腰揚げをします。
着物と長襦袢両方します。
特に肩揚げはしないと ぶかぶかで当日針と糸を使うことになりますので注意です。
腰揚げは 快適さからあったほうが良いです。 着物に慣れていないお子様が長い裾をふんで怪我をしないためにも 是非行ってください。
③紐の位置を少し下ろします。 被布から覗かないようにするためです。
男児の場合も 袴より覗きますので、下げた方が格好が良いです。
紐は着物、襦袢共にあったほうがお子様が本当に楽です。 外さずに付け替えるほうが 着崩れも気にせずに過ごせます。 当日 ママも楽チンですね。
④広袖を閉じで袖口を作り、丸みを作ります。
祝い着は 大名袖といって袖口が広く開いています。 赤ちゃんの時に自由に腕を動かせたり、着せたりが楽なので、このようになっています。
しかし、 袖の中で腕が泳ぎ、 また長襦袢が飛び出してきますので、 できればお直ししたほうが快適ですし、見栄えもいいです。 特に 女児は 袖が丸いほうがかわいいです。
①のお手入れは しっかい 屋さんへ(お着物のお手入れやお直しやさん)
②③はご自宅でも 針と糸さえあればできます!
④はしっかい もしくは仕立て屋さんにお願いしてください。
お直ししない場合も 袖の振りの中間と 袖口に1針入れるだけでも大いに変わると思います。
その上で、
女児は 被布と草履鞄、髪飾り。
男子は 羽織。 家紋の付いた祝い着の場合はなくても大丈夫です。 被布もしくは袴、扇子と懐剣とお守り、草履。
共通で 紐と足袋も。
以上を準備します。
気温が落ち着いてきました。 是非、早めにタンスから着物を出してチェックして見てくださいませ。
七五三のお支度受付中です。 お気軽にお問い合わせくださいませ。
0コメント