きものトリビア【花見小袖】
『花見小袖』という言葉をご存知ですか?
辞書では
「花見に着てゆく女性の派手な着物」、もしくは 「花見の席の幕として 紐を通して 木に渡して幕のように使う小袖」、「小袖幕」、「花見幕」ともいう。
とあります。
町人文化が 花開いた江戸時代。
庶民も 歌舞伎のほか、花見や花火見物などの娯楽を大いに楽しみました。
中でも花見は 気合が入っていたようで、 前もって入念に準備したとか。
実は 花見は 衣装を競う 衣装比べの 場所でありました。
人より目立ち、 加工の凝った着物を披露する機会だったのです。
そのような様子が今も浮世絵や 小袖ひな形本(着物のデザイン帳)などでも見ることができます。
興味のある方は 検索してみてください。たくさん見つけることができますよ。
花見は 昔も今も ウキウキする行事だったのですね!
写真:4回目のレッスンを終えた後のレッスン生。 きものを着たまま帰る途中での1ショット。 なかなかの上達ぶりです!
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