芭蕉布 その3

芭蕉布のことについて 

糸のこと

色柄のこと

について まとめてみましたが、

最後 その3では 織のこと その他についてです。


さて、色も柄も決まったところで、 

織りについてです。

糸ができて、 絣付ができたら 手織りをします。

糸は乾燥に弱いので、5~6月の梅雨の時期に手織りするとのこと。 

加湿器をつけることもあるとか。


その2でも紹介した通り、 織りあがった後も 『せんたく』といって

木灰と中和剤を入れて煮ます。


その後、縦にも横にも引っ張って 幅を整えます。

そして、湯呑茶碗で こすります。布目を整ってしなやかさの出ます。

こうして『ヤンバルバサー』 ヤンバル(沖縄北部)の芭蕉の布ができるのでした。


 江戸時代では 献上品の中でダントツで一番多い品だった芭蕉布ですが、

今では きものにできる着尺は30反くらいだということです。


 ここからも 課題がわかると思います。

工程の重労働、担い手の不足、

量が増えない>>> 高額になる>>>買い手が少なくなる

元々の和装全体の問題でもあります。

少しでもなんとかしたい、知ってほしいというお気持ちで 広報など活動をされているということでした。 

 使命感がなければ できない仕事ですね。 

私は 着物を着たい、着物のことを知りたいという方を増やすことが私の使命だと思っています。

そのことによって 芭蕉布をはじめ、きもの全般を好きになってもらうことで 小さな力ではありますが応援になればと思っています。

 勉強もまだまだ道半ばなので、染織への理解を深めていきたいと思います。



 さて、先生の装いは 藍型(エーガタ)・藍染の紅型のお着物に 芭蕉布の帯をされていました。(季節を気にせず着ているそうです。) 当日ご参加の皆さんは やはり 花織など沖縄の織物や、大島の方が多かったですね。


 私は全く趣が違ってます(笑)、 ごめんなさい。

学生さんがいらっしゃる場所のなので、可愛らしくと思って・・・

海老茶色の鬼ちりめんの水玉模様の飛び柄小紋

洒落袋帯+丸くげ(キラキラ入り・金糸のこと)

黄色に色づいた 銀杏並木のキャンパスには ぴったりだっと思っております!

 


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