チャレンジ【草木染め・緑茶】

 草木染にチャレンジしています。

 以前、伝統色彩士の学びの中で 藍染で半襟を染めたり、紅花で和紙染などしました。 また、家でも紅茶染など身近な材料でチャレンジしたことがあります。

 今のゆったりした時間を使って もう少し深い染めの作業をしてみたいとチャレンジします。

 

 チャレンジには 大きな目標があります。

 麻の平織りの長襦袢を 好みの色に染めて 通年の普段使いのものにしたいのです。

 仕立て上がったままで 一気に染めたいので、 材料も 道具も 大きくなります。

その前に 小さいものを 染めてみて 色や ムラの出方、 そして一番は自分自身が作業に慣れることを 当面の目標にやってみます。


 

今回は 極々身近な、『緑茶染』


・材料 緑茶

・染めるもの 木綿の晒しの小布

・媒染剤 みょうばん 

・濃染剤 豆乳

・道具 小鍋 小さなボール 菜箸


目的

 緑茶がどんな色を出すか、

 媒染剤のミョウバンと 濃染剤*の豆乳の効果をみること に絞っています。


*絹、ウールは染料によく染まり、 木綿や麻は染料に染まりにくいと特性があります。その違いはタンパク質です。 木綿や麻は事前に染まりやすくするために濃染剤を使います。今回は『豆乳』で試してみます、

 着物の反物を染める前も 『豆汁』(ごじる) という大豆から出したものを使います。

必要な作業なのだと なるほど理解しました。


手順

豆乳:水= 1:1 に布を浸す 30分 軽く絞っておく。

緑茶を煮出す、 色が濃くなったら、 布を入れる 30分

ミョウバン水を直接染料へ入れる

水洗いして 干す


結果

クリアな白茶〜薄黄に染まりました


・しかし、染料が足りなかったのか、色が本当に薄かった。>>>次回は材料をもっと多くする。


・媒染剤がないものは 色が定着しなかった。 (写真・左)

媒染剤を使ったものは 色が定着した。>>>やはり必要。今度は直接染料に入れずに 染料から取り出して、媒染剤液にひたしてみたい。


・濃染剤の有効性は 微妙。(写真・中央と右) 多分に液に浸す時間が少なかった模様。>>>時間を増やす


・本来は一旦乾燥させるのですが、木綿はシワができやすく、それが原因でムラができるとのことで、干さず、軽く絞り 染料に入れました。 その効果は キレが小さいかったので、判断できなかった。>>>  布を大きくして 乾燥させたものと 直接染料へ投入したものを比べてみたい。


 思ったより簡単で、 身近な材料で しかも 家のキッチンでできます。

何より 出来上がりが待ち遠しい!

 上手に 染でできるようになれば、半襟や 下着、足袋など、オリジナルのものが出来て 普段着物が楽しくなること間違いなしです。

 自然が生み出す色の世界を ゆっくりと楽しんでみたいと思います。 

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