チャレンジ【草木染め・黒豆】

染め上がった布

 左2枚:木綿晒 黒豆染、 中央2枚:木綿晒 アボカド染、 右1枚:染める前の木綿晒 

 帯締め:正絹 白い部分を黒豆染



   今回の染めは 黒豆染めです。

前回までの 緑茶、アボカドの染めで 手順や要領を掴めてきました。

伝統色彩士協会の吉田雪乃先生から教えていただいた 『黒豆染め』にチャレンジします。

青紫〜鼠の色味が出ますが、青紫系の色味を目指します。

上手に出来たかどうか ご覧ください。


まとめた内容は

・材料・用意するもの

・作り方

・仕上がり

・出来と課題

・染色後の色の変化

・感想

 になります。


<材料>

・木綿 ガーゼ晒 90×35cm 1枚 、45×90cm 

・絹 レース組の帯締め1本

・濃染剤 無調整豆乳

・染料

 1番液 黒豆 200g たっぷりの水 + 重曹 大さじ1

 2番液 1番液の後の黒豆 と ひたひたの量の水

・媒染剤

 明晩小さじ1.5 熱湯500mlで溶かす  + 水2.5L 


<用意するもの>

・ステンレス もしくはホーロー鍋 

・ボール 大きいもの2つ

・菜箸

・手袋

・計量スプーン


<作り方>

1. 黒豆を鍋に入れて、一晩水に浸す。 布をヒタヒタの豆乳に1時間浸す。シワをとり乾燥させる。

2.1の鍋に重曹を加えて1時間煮る。

3.煮汁を取り出す。(中和するときはここで食酢を入れるが今回はスキップ)

4.染液に木綿の布を入れて煮る。中火から弱火で1時間位。

5.さっと洗って、媒染剤へ30分。

6.さっと洗って、染液〜媒染を繰り返す。 

 帯締めは 染めたくないところをラップと輪ゴムで防染して、染液に。

白い部分は 眩しいくらいの白で使いにくかったので、染めることに。

 *いったん水に潜らせるのは忘れました。

7.さっと洗って 水を切り、影干する。帯締めはタオルで水気を吸わせて、房は櫛で溶かしながらドライヤーで乾かしてから陰干し。

8.アイロンをかける。



<仕上がり>

・青紫系の混じった鼠色が綺麗に出ました。 木綿なので、色が濃く出ず優しい色です。  

・絹の帯締めは 短時間の染にもかかわらず、しっかり色がつきました。 濃い色にならないように木綿の1回染の後に1回染で 薄く藤鼠に色ついた。

元々あるアクセントカラーはそのままにグラデーションになるように。希望通りになりました。

堅い紐でしたが、しなやかになって結びやすくなった。

光を調整しない写真 左:黒豆染め 右:アボカド染め

*写真で実際の色を出すのは難しいです!



<出来と課題>

・青紫系が混じった鼠色 藤鼠のような色です。

 木綿の草木染めらしい優しい色です。>>>満足です。他の素材も試したい。

・濃染剤の効果は比較は出来ませんが、あったと思います。>>>比較できるようしたい。

・媒染剤は ミョウバンです。クリアな色が出ました。>>> 銅媒染や鉄媒染も試して鈍い色も出してみたい!

・今回絹も初めて染めてみました。やっぱり色が着きやすい。>>>濃い色にしたくないときは染料の色と時間を上手に調整したい。

・手順は覚えましたスムーズに準備、作業できるようになりました。



<染色後の色の変化>

 今回の結果を写真に撮るときにアボカド染めの生地も一緒に並べてる為取り出して見ました。すると染め直後から比べて黄色味が出てきたように思います。

 調べたら 時間をおくと色が変化するのが草木染めの特徴だそうです。

 薄ピンク色から薄オレンジ色へ

 

 今回の黒豆も色の変化が出るかどうか、しばらく経ってから観察してみることにした


<感想>

 色は青紫色を出したかったので、目標を達成出来ました! 大大満足な結果です。

いろんな色を出してみたいので、引き続き媒染剤を変えて続けてみたいです。

 また、染色後の色の変化にも気がついて また楽しさだけでなく、草木染めの奥深さと難しさを体験しました。

 

 麻の長襦袢の色はこの色がいいなぁと思っていますが、麻だとまた出てくる色味が変わってくるのかなと思います。もう少し実験を重ねてから染めることにします。


 最後に 黒豆は 染料をとった後に 砂糖醤油で煮て 美味しく食べました! 

 

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